僕は大学4年生と大学院で合計三年間研究をしていました。
そこで出会ったたくさんの人で研究成果よくを出す人には共通点があることに気付きました。
それは運動習慣の有無でした。
✓ 通学を自転車でしていた先輩
✓ 歩いて通学していた同期
✓ 日頃から運動していた後輩
学会で受賞したり、論文に名前を載せている人は皆運動をする習慣を持っていました。
教授たちも定期的にジムに行って体を鍛えていました(ちなみに専攻は物理だったので、研究がら運動をしているわけではないです)。
逆に運動習慣がなくて成果を出してるのはウルトラスーパー天才な人だけでした。
この記事では運動が研究活動を有利に働く理由を説明していきます。
運動の恩恵
運動にはさまざまな恩恵がありますが、院生活で特にメリットになるものを3つ紹介します。
研究活動の効率が良くなる
人は運動をした後の30分は集中力が高まりやすいです。
例えば通学に自転車を取り入れて、朝一に大事なタスクに取り組むことで、集中してそのタスクをこなすことができ研究がはかどります。
さらに、運動によって脳内で新しい神経回路を作る能力(可塑性:かそせい)が高まり、日々の判断能力の向上が期待できます。
ストレスの減少
運動は一番のストレス解消方法です。
科学的な話をすると、運動をするとセロトニンやエンドルフィンが分泌され心の安定を助けてくれるのです。
逆に「運動をしないことは、鬱になる薬を飲み続けてることと同じだ」とはよく言われることです。
しかし、個人的にはもうちょっと簡単な考え方をしたいです。
そもそも人間は動物なので動物らしい行動はだいたいストレス解消に繋がります。寝る、運動する、食べる、好きな人といる。すべて本能的な行動なのでストレスを感じたらこれらのいずれかを行えば解消しやすいです。
アイデアが出やすくなる
寝ようとして布団に入ったとき、トイレしてるとき、歯を磨いてるときなど、考え事をしてない時にアイデアが出たことはないでしょうか?
これは使っている脳の場所が関係しています。
考え事をしてるときとリラックスしてるときでは使っている脳の場所が異なります。なので、リラックスしているときに普段気付かないことに気付きやすいのです。同時にアイデアも出やすくなるのです。
いわゆる別角度からの観察ですね。
これと同じ効果がウォーキングやランニング、ツーリングでも期待できます。外に出てこれらのような運動をしていると、街並み、歩行者の言動、雲の動きなどが新しい刺激として入ってきます。
この刺激が新しいアイデアのヒントになってくれるのです。
おすすめな習慣
ここまで紹介した運動のメリットを考えると、室内より外に出て運動した方がメリットが大きいように見えます。
これを踏まえて大学院の生活のなかでおすすめな運動を紹介します。
通学に自転車を取り入れる
これが一番のおすすめです。
通学=運動になるのでわざわざ運動時間を確保する必要がないことが最大のメリットです。また、ほぼ毎日運動をすることにもなります。
運動習慣が身に付くことで運動の恩恵を最大限にすることができます。
通学で早歩きで遠回りをする
通学に自転車を取り入れることが難しい場合は時間を見つける必要があります。
しかし、研究が忙しく時間を確保することが難しい学生もいると思います。それでもできるのが通学時に早歩きすることです。
家から駅まで、駅から学校まで、を早歩きすることです。もし距離が短く運動にならない場合はちょっと早めに家をでて遠回りしてみましょう。目安は一日15分以上早歩きができるくらいの距離を歩くことです。
ちなみに、運動する時間が確保できない場合は、自身の研究のやり方を見直してみてください。もちろんどうしても時間が取れないときもあるかと思いますが、そういう時期がずっと続くわけではないはずです。
時間のある時にどうやったらもっと効率よく研究を進めれるかを考えてもいいかもしれません。その時は是非こちらの記事を参考にしてください。
バービーまたは筋トレ
心拍数の上がる運動をすると、上記のメリットだけでなくやる気の向上にもなります。
研究をしているとなかなか結果がでずマンネリ化することもあると思います。めんどくさい瞬間もあり、正直気合でやりきるしかなく、やる気がでないときもあります。
心拍数が上がるとめんどくさいと感じることが少なくなる効果があります。
もし運動する時間がとれ、運動する際は無理のない程度で心拍数が上がるバービーや筋トレが良いです。
まとめ
運動する時間も惜しいかもしれませんが、研究以外の時間が研究成果を良くすることはよくあることです。
そして、良い研究成果を上げるには継続的に高いパフォーマンスを出す必要があります。そのためにも定期的に運動をして心身の健康を維持しましょう。
ありがとうございました。