研究室にいると漠然とした不安に襲われることがあります。
・・・これからもセミナーを乗り越えられるか
・・・修論をまとめられるか
・・・卒業していった先輩のようになれるか
このような不安がもやもやが頭をめぐります。
不安の対処方法はこの記事で紹介します。 大丈夫です、不安を感じやすい僕も何度も不安と立ち向かい無事修了しました。
不安自体は悪いものではなく、将来への備えです。大事なのは不安とどのように向き合うかです。上手く対処することで不安は研究が進むきっかけにもなります。
不安との上手な向き合い方をお話します。
まずは不安の特定から
まず不安の種類を特定をします。このステップを飛ばすと悩みを解決できないことが多いです。
紙に書き出す
特定方法は簡単でもやもやした気持ちを全て紙に書き出すのです。
頭で一度に考えられることには限りがあるので、そのキャパを一時的に増やす感覚で書き出して行きます。
書き出すだけで、もやもやを視覚化して抱えている問題が特定できたり、凝り固まった考え方を柔軟にすることができます。
パソコンでも良いですが個人的には紙の方が自由なので、直感的にかける分優れていると思います。
不安の種類をグループ分け
十分書き出せたら、次は不安をグループ分けしていきます。研究室における悩いとはほとんどが研究に対するもの、精神的なもの、進路関係のものと思われます。
人によってはグループ分けしただけでも整理がついて心が楽になる方もいるかもしれません。
こんな感じでグループ分けできたら、不安ごとの対処法を説明します。
解決方法
不安の対処方法は種類によって異なるので順に解説していきます。
研究に対する不安
研究に対する不安の解決策は一つだけです。教授と議論して研究の方向を見える化することです。
議論する前に自分の研究がどこで行き詰まっているかを可能な限り言語化します。
今までこうだった、現状ここまでできた、これからはこうすればいいと思う、
でも、ここがわからない
そもそも、研究なのでわからないことがあるのは当然です。世界の誰もやったことないので誰も答えは知りません。それは教授だって同じで、必ず成果が出るとは断言できないはずです。
考えることは大事ですが、学生一人では限界があります。自分で考えるだけ考えたら、行き詰まった時点で教授と議論してもらいましょう。
研究の進む方向が決まれば不安はきっと取り除かれるはずです。
先生と議論することは怖いかもしれないけど研究が進まず、次のセミナーでもっと怖い思いをするよりはましです。
教授方も忙しくて、議論の時間をもらえないときは、彼らがタバコ吸い行くタイミングでついて行き、喫煙所で議論してもらってました。笑
ちなみに、ぼくはタバコを吸いません
精神的な不安
精神的に参っていることが原因ならば、その研究生活が不安であることを人に打ち明けることが楽になる方法です。
相手は自分の話しやすい人なら誰でも大丈夫です。
近しい人なら、同期、先輩、家族、恋人
近しいからこを相談し難ければ、就職支援の事務の人、エージェントのアドバイザー、SNSで出会った人など
大事なのは一人で溜め込まないことです。研究は大変なことなので必ず助けてくれる人は居るはずです。
M1のとき、何気なく「オレ修士修了できるか不安だよ」と友達に話たらオレもと言われてびっくりしました。彼は研究が順調だったから余計に。
みんな不安なんだよね。
本当に辛くて家からでるのも億劫になっていたら精神科での相談も視野に入れてみてください。精神科に行くことは全然恥ずかしいことでもないし、気楽にカウンセリング感覚で行っても大丈夫です。
僕自身、院生の頃から精神科に行き始めました。悪化する前に来てくれてよかったと言われました。ハードル高く感じる方も多いかもしれませんが、一人で治せないことは病院や先生を頼りましょう。
悪化する前に誰かに話してみましょう。もちろん僕でも大丈夫です。そのときはX(Twitter)で受け付けています。
卒業後の不安
進路については、身近な院卒の人に相談するのが手っ取り早いです。
就職が決まった先輩や院卒の人が近くにいれば相談してみましょう。もし相談できそうな相手がいない場合は院卒に強いエージェントがありますので、就活前から相談相手として使うのもありです。
就活のエージェントのアドバイザーとお話ししてみて大学院への別角度のモチベーションを持つことができるかもしれません。
院卒に強い就活エージェントのリンク → 【アカリクキャリア】
ただし、大学院に進学したばかりの人ならひとまず目の前の研究に真摯に取り組んで見ることをお勧めします。就活まではまだ時間があるはずなので、進めやすいうちに研究を進めましょう。
まとめ
研究生活は大変なことが多く、心身ともに参ってしまうことも多いですが、必ず人生を良い方向に進めてくれるものです。
僕自身、研究室で疲弊したのですが、大きく成長もさせてもらえました。そして大学や大学院を途中でやめずに本当に良かったと感じています。
だから頑張ってください。そして、疲れたら休んで、相談して、また進みましょう!
ありがとうございました!