研究室に配属された学生は大きく成長できるチャンスです!
さまざまなスキルを習得できるからです。
しかし、どんなをスキルを得るべきなのか?無計画なまま取り組んでも時間を費やすだけになってしまってはもったいないです。
せっかく時間をかけて習得するなら今後にも役立つスキルを選びたいところです。
この記事では、学生の内に習得したいスキルを紹介していきます。現在学生で自分に投資をしたい人は是非最後まで読んでいただきたい内容です。
研究室がスキル獲得に有利な理由
どんなスキルも習得にはたくさんの時間やアウトプットの量が必要なのですが、学生はそのどちらもにも恵まれています。
特に研究室に配属されると時間の使い方にある程度自由が効きます。もちろん、研究に費やす時間は多いですが、他のことをする時間がまったくないわけではありません。
その時間を使って新しいことにチャレンジできます。
逆に社会人はまとまった時間が確保できず途中で挑戦を諦めてしまう人が多くいます。
途中で諦めることは洞窟で目の前のお宝を逃すこと
また、研究室の学生はスキルアップを実感する機会も多いです。スキル獲得にはモチベーションを継続させる必要がありますが、それを維持するためには「できるようになった!」という感覚を得ることが大事です。
この、「できるようになった!」と感じるまでの近道はアウトプットの量を増やすことです。アウトプットが多いと自分の能力を振り返る機会も増え、努力の方向を正すことができます。
学生は研究室でセミナーや学会、論文など、アウトプットの機会が多く、自分が学んだことの発揮と修正のチャンスがたくさんあるのです。
身につけておきたいスキル
それでは実際に身に着けたいスキルを紹介します。どれも出来て当たり前に思えて出来ないことが多いものです。
全てとは言わずとも、どれか一つでも習得できればかなり成長を感じれるスキルです。
文章作成能力
文章力は文理関係なく必要なスキルです。そして、できそうでできていない能力No.1です。
そして社会にでてからも、院に進んでも必ず必要とされる能力です。
作文なんてだれでもできると思っていても、読み返すと主語がなかったり、目的語がなかったり、一文が長すぎたりします。
誤解のないように文章を作ることは実は難しいことなのです。
ではどのようにして文章作成能力を養えるのでしょうか?実はたくさんあります。
文章を作るときに注意したいのが、主語と動詞です。誰が何をしたのか、文章とはこれの繰り返しです。
日本語は主語や所有格を省略することが美徳だったりします。口頭やチャットではそれでいいのですが、文章になると誤解を生みやすくなります。
なので自分で作った文に主語があるか、動詞と釣り合ってるか、確認する必要があります。
ベストなのは先生や先輩に添削してもらうことです。研究者は誤解を生まないように文を作る訓練を積みまくった人なので、快く添削してくれる人も意外と多いです(もちろん人によりますが)。
最初は修正箇所の多さに幻滅することもありますが、修正をもとに文を書き直してみましょう。これを繰り返すとだんだん綺麗な文章を書けるようになります。
基礎英語
英語力も身につけておきたい能力です。ペラペラになる必要はなく、意思疎通ができる、ちょっとした文章が読める状態になることが望ましいです。
大学院に進む方は基礎英語の習得はマストです。学会の申し込みページや論文の査読などが英語で行われるからです。さらに国際学会の場合は当然英語で自分の研究を説明する必要があります。
しかし英語が苦手なだけで進学を諦める必要はありません、院で研究しながら習得は十分可能です。
まず抜け出すべきは英語を見た瞬間拒絶することです。この抵抗を無くすには中学英語(基礎英語)を抑えることが重要です。
中学英語くらいできるよ、
断言します。中学英語がわかれば日常会話はできます。逆に日常会話ができないということは中学英語が完璧ではないということです。
実は中学英語をマスターすることは困難ではないですが容易でもありません。5文型や基礎単語の使い方を熟知すると今後英語に出会ったときの理解度が速くなります。
また、日本の英語教育は圧倒的にアウトプットが少ないので、英語を口に出す機会を増やすだけでも英語の理解度は上がります。
アウトプットの練習はペラペラな人との英会話がベストですが、コスパとタイパの観点から練習用の本を使っても十分効果があります。
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実際に僕はこの本で練習して英語が自然と口から出てくるようになりました。初めて自然と出てきた時の感覚は今でも覚えています。どの分野アウトプットは自分に定着させる最強の方法です!
単語については中学英語だけだとリスニングで苦労することがあるので大学受験レベルの単語帳を一冊分抑えていればOKです。
タイピング
研究ではパソコンを多用します。このときタイピングが遅いと時間がかかるだけでなく集中力も余計に使ってしまいます。
キーボードを見なくても文章が打てるようになるまで練習すると作業効率も格段に上がることが実感できます。
特殊キーまで覚える必要はないですが、作文はタッチタイピングできるまでように練習しましょう。継続が大事なので一日10分でいいので寿司打で練習しましょう。
練習しておくとよいもの
上で紹介したものほど優先度はないものの、触れておくと便利なスキルも紹介します。
プレゼンテーション
研究では定期的に研究発表を行います。
社会に出てから感じたのですが、発表の訓練をされた経験がある人とない人の差は明らかです。訓練された人はパワポ、話すテンポ、言葉選び、どれも洗練されています。
特に研究室では、研究内容を誤解のく伝える必要があるので、図や発言を一つ一つ吟味、修正されます。文章作成能力と同様、先輩や実際のセミナーで鍛えましょう。
セミナーは超怖いけどせっかく研究室に居るならやらなやらなきゃ損です。研究者の脳みそを借りれる機会などめったにないことです、使いたおしましょう。
ただし、誤解のないように伝えるプレゼンと、興味をもたせるためのプレゼンは異なります。会社ではときに後者が求められます。
しかし、プレゼンの企画や練習方法など根本ほ同じなので、培った能力は存分に発揮できます。
プログラミング
最優先ではないですが、簡単なプログラムくらいは組み立てられるようになることも優れたスキルの一つです。
プログラミングは費用対効果がとても大きいですものです。
プログラミングと聞くとなんだかすごそうなイメージがありますが、実際はわからないとこを調べまくる作業です。
すごいサービスが作れなくても、マクロを使って作業効率化ができると、自分にも仲間にも重宝されます。
プログラミングを始める場合はExcelに入っているVBAかスプレッドシートのGASをおすすめします。
Excelやスプレッドシートは使用頻度が高いのと、それらは環境構築が不要なのが挑戦し易い点です。
修論提出の間際、作るのに一枚40分にかかる図が4枚必要でした。
マクロを組んでいたので5分で終えたときは、プログラミングやってて良かったと思いました。
挑戦と継続こそ一番のスキル
この記事を読んでいる方は既に一番大事なスキルを習得しつつあります。
それは「挑戦すること」そのものです。
自分にもスキルがなく将来が不安になることは当たり前です。
この記事を読んでいる時点で自分を成長させようとしているの証拠です。なので、もう十分挑戦マインドは持っているはずです。
あとは実際に行動するだけです。行動に移すことはハードルに感じることもあるかと思いますが、まずはやってみることが大事です。
なので最初は誰でもできるようなことから初めましょう。
✓ タイピングなら、寿司打の初級から
✓ 英語なら、教科書を買うところから
少しの成功体験を増やし徐々にレベルを上げれば大丈夫です。
いきなりスゴ技などは獲得出来ません。自分に才能を期待してもしょうがないです。才能があったらスキルを獲得する必要がありません。少しずつ成功体験を積むことが一番の近道なのです。
まとめ
この記事では研究室に配属された学生なら習得しておきたいスキルを消化してきました。
繰り返しますが、一番大事なスキルは「挑戦すること」そのものです。この記事を読んでいる方をそれを獲得しつつあります!
この他にもプレゼン能力を養うこととプログラミングもおすすめです。
たとえスキルを持っていたとしてもやはり不安になる瞬間はありますよね。今の自分が社会でとのように活躍できるか、自分で判断するよりもプロに直接お話を聞く方が良いです。
就活前からでもエージェントの人と話すことでより活かせるスキルが見つかるかもしれません。
最後まで読んでいただきありがとうございました!