【見本あり】学会発表用ポスターのレイアウト紹介【おすすめ】

学会発表用ポスターのレイアウト紹介

ポスターのレイアウトに正解はなく、伝わりやすければ何でも良いんです。

でもだからこそポスターのレイアウトには迷うと思います。

迷っていても時間ばかり消費してしまうので、いくつかのサンプルを3つ用意しました。

参考にしていただければと思います。

おすすめポスター構成

一段一列構成

上から下に読み進めていくとてもシンプルな構成です。

一段一列構成の例

特徴
読み手に取ってわかりやすい
配置が単純で作成しやすい
横長の資料が多いときに最適

一段複数列構成 ②

上から読む分には変わらないのですが、横にセクションが分かれている構造です。

一段複数列構成の例

特徴
目立たせたい箇所の強弱がつけやすい
セクションごとにボリュームが異なるときに最適
どこに何が書いてあるか一目でわかりずらい

二段構成 おすすめ

じつはこれが一番おすすめのレイアウトです

左上から読み進めていく構成です。

二段構成の例

特徴
読み手にとってわかりやすい
配置が単純で作成しやすい

短時間でスマートに作れる ← めっちゃ大事

短時間でスマートに作れることはとても大事なことです。

なぜならレイアウトで悩んでいる時点で、「カッコ良いポスターつくりたいな~」と内心思っているからです。

それは全然良いことなのですが、カッコ良さを求めすぎると必要以上に時間を費やしてしまいます。

カッコよくて伝わりやすいポスターを短時間で作りやすいのがこの構成です。

意識したいこと

どの構成を選んでも必ず注意しなければならないことがあります。

ポスター作成時の注意点
  • 文章でなく箇条書き
  • 見やすさへのこだわり
  • 練習して調整

文章ではなく箇条書き

文章を書いも良いのですが、ほとんど読まれません。

発表内容を極限まで簡略化して細かい内容は口頭で説明しましょう。

近年、全個体リチウムイオン電池は次世代のエネルギーデバイスとして注目され、研究開発が盛んに行われている。とりわけて、全個体電解質の開発が重要である。

全個体電解質は全個体リチウムイオン電池開発で重要

かなり極端な例ですが、私が最優秀学会賞を受賞したときはこんな感じでポスターを作りました。

見やすさへのこだわり

フォント

フォントも指定がない限りこだわりましょう。

発表に向いているのはメイリオやゴシック体です。明朝体やTimesはかっこいいのですがやはり論文向けです。

整列させる

セクションごとに枠を設けると、何がどこに書かれているか明確になります。

あえて枠組みを無くすことで図や字をうまく整列さる意識ができます

枠線なしと枠線ありの比較
ポスターの各要素をそろえるときれいに見える例

整列できたら、枠線を付けるか付けないかは後から決めましょう。

必ずしも枠線が必要なわけではないので見やすい、または作りやすいように作りましょう。

練習して調整 ← 重要

ポスターは一度完成して終了ではありません。

完成は繰り返すものです。完成を繰り返し完璧にだんだん近づけませす。

ポスターが一旦できたら練習します。声を出して練習していると「もっとこの表現の方がいいな〜」と思うのですぐ改良しましょう。

これを繰り返してより伝わるポスターに仕上げます。

自分に合ったレイアウト選び

基本的には作りやすさと時短の観点から二段構成で良いと思います。

しかし、並べるデータなどで二段構成で作成が難しければ一段複数段で良いと思います。

ポスター構成の決め方
  • 横長資料が多いなら一段一列
  • セクションごとにボリュームにばらつきがあるなら一段複数列
  • 迷ったら二段

そしてもう一つアドバイスを、

悩んだら二段構成でとりあえず完成させてみてください。練習して調整していく中でベストなレイアウトに行き着くはずです。

学会は色んな人がいるので緊張すると思いますが、不安の分だけ練習すればきっと成果は伝わります

がんばってください!!

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