この記事を読んでいるということは大学院に行くか迷ってる人が多いのではないでしょうか?
私も大学3年生の時とても迷いました。迷った結果、私は大学院に進み後悔のない選択ができました。
この記事では、大学院に進むか迷っている学生や現在学生の子どもを持つ方々向けに『大学院に進むと身に付くこと』を解説します。
大学院に進むべきか迷ったときに少しでも参考になれば嬉しいです。
そもそも大学院とは
大学院とは研究者を育てる、または研究的な考え方を身に着けるところです。
よく大学の延長と考えられますが、実際は研究活動がメインです。授業もありますが必要単位数も少なく難易度も高くないことが多いです(ここは学校によるところも多いです)。
研究活動が主軸なので、論文を読んで、実験して、発表する、こういった作業が大半です。ときには共同研究のために外部の人との交流も図ります。
大学院で大事なこと
大学院で大事なことは主体的に行っていくことです。
研究には定期試験は無く、いつ実験するか、どの学会で発表するか、どんな風にそれを行うかをすべてを自分で決めます。
主体性を持って取り組まないと研究も進まず、最終的には修士論文をまとめることができなくなってしまいます。
大学院で身につくこと
多彩な考え方ができるようになる
当たり前ですが、研究では頭を使う場面が多く必然と多彩な考え方が身に付きます。
先述したように、大学院では勉強ではなく研究が主な活動です。研究とはざっくり言うとまだ教科書に載ってないことを知ろうとすることです。
すなわち、誰も正解を知らない事柄を調べるので考察を十分する必要がりますし、その考察が正しいか改めて吟味したり他の方の意見も聞いてみることが大事です。
議論する力が付く
学会やセミナーで学者たちと自分の研究結果について議論を交わしていくことで、議論する能力が養われていきます。
自分も含めて人は必ず偏見を持っています。なので一つの実験結果にも色々な見解があり、何がもっとも確からしいか考える必要があります。
行動力が付く
研究をするなかで初めて行うこともたくさん出てきますが、研究を進める恐れず挑戦することも求められます。
研究を進める中でいろいろな初体験があるはずです。共同研究先を見つけに営業したり、学会で英語で議論したりなどなど、
そのうち挑戦することに抵抗がなくなり、どんなことでも「やればできるでしょ!」と考えられるようになっていきます。
個人的に院に行って最も恩恵を受けてるところでもあります!
やり抜く力が付く
挑戦することと、それを継続させて成果をだすことでは別の力が必要です。
何かに挑戦することができたとしても結果にならなければ成果として発表することはできません。なので一度始めたことを継続させる力も必要です。
そして、何かを始めるときに必要なモチベーションとそれを継続するモチベーションはことなることを認識することも研究成果を出すうえで必要になってきます。
小さな目標を立て、研究が進んでることを実感することがその秘訣です。
何かを継続するモチベーションで大事なのは、小さい目標を立て研究が進んでいることを客観的把握できるようにすること!
主体的になる
これが一番の大事です!
大学院生活ではあらゆることを自分から行うことが必要です。
上で身に付くことを4つ書きましたが、大学院にいれば勝手に身に付くものではないです。自分で考察して、自分から議論しに行って、自分から挑戦することで初めて身に付く能力です。
主体性は学生生活でも、社会に出てからも重宝される能力です。学校・社会どちらでも主体的な人とそうでない人の成果・評価には大きな差があります。
大学院には主体的になれる環境がある
大学院には主体的になれる要因がたくさん詰まっています。しかし一番の要因は締め切りです。
大学院では毎週セミナーがあり研究の近況を報告します。そして定期的に学会もあります。なので自分から行動していかないとそれらに間に合いません。
そして何よりセミナーや学会に準備不足で挑むと教授にめっためたにされ活を入れられます。
そうして締切に間に合うように(ときには自衛も兼ねて)自分を奮い立たせるのです。主体的にならなければ結果が出ない環境が院にはそろっているのです。
その他の要素は以下にまとめました↓
結論
個人的には迷ってるなら行っちゃっていいと思います。なぜなら迷ってる時点で自分について深く考えることができている証拠だからです。
最後に一つ言わせてください。
大学院に進もうが、就職しようが、熟考した結果の選択ならどんなものでも価値はあります。この記事を読んでいる時点で前に進んでいるはずです!
ありがとうございました!